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法律相談を受ける意義

法律知識の確認だけなら、ネット検索で十分ではないのですか?

法律相談については、相談者から質問された内容に関する単純な法律知識をお伝えするだけだと誤解されている方がいらっしゃいます。
確かに、法律相談がこのようなものだとすれば、わざわざお金を払って相談を受けるまでもなく、ネット検索で有用な情報を入手できるかも知れません。

しかし、法律相談というのは、生きた事件についての具体的な法律の適用(あてはめ)をご提示するのが主たる目的です。
法律の適用は非常に難しい作業であり、単なる法律知識だけではなく、高度な論理的思考と豊富な実務経験が無ければ、的確には遂行できない作業です。

法律問題を扱ったテレビ番組で、出演している複数の弁護士の回答が全て違うという結果をご覧になったことがあるでしょうが、法律問題というのは、自然科学の分野と違い、1つの問いに1つの正答しか存在しないというものではありません。
非常に曖昧かつ不確定な要素を含んだ問題であり、だからこそ、素人判断が危険な分野でもあります。
法律問題が自然科学のように数式によって唯一の正答がはじき出せるのであれば、弁護士も裁判所もその存在価値は全くありません。

従って、別の言い方をすれば、北勢綜合法律事務所における法律相談の回答は、当事務所としての一つの「意見」をご提示するに過ぎませんので、別の法律事務所でセカンド・オピニオン(第二の意見)をお聞きになることは有益なことです。
また、北勢綜合法律事務所をセカンド・オピニオン提供の場として活用されることも大いに結構かと存じます。

ちなみに、ネット検索は非常に便利ですが、誤りが多いのも事実です。ネット検索の結果を鵜呑みにして、安易に結論付けてしまうことは大変危険です。