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離婚

厚生労働省の[人口動態統計]によれば、平成20年の離婚件数は、推計値で約25万1,000組とされています。

結婚した時には、誰しも、パートナーとともに暮らす幸せな将来を思い描いていたことでしょう。しかし、残念なことに、結婚生活を続ける中で、夫婦の間にすれ違い・行き違いが生まれ、徐々にお互いの間の溝が深くなっていき、やがて結婚生活を解消せざるを得なくなるケースが存在することは、否定できない事実です。

世間ではどうしても、離婚に対して後ろ向きのイメージがあります。しかし、何らかの原因で、夫婦の間に修復不可能なヒビが入り、結婚生活を継続することがかえって不幸の連鎖を招くような深刻な状態に陥ってしまった場合には、離婚も新しい一歩を踏み出すための前向きな選択肢の一つになると、私たちは考えています。

ただ、夫婦間の溝を話し合いやコミュニケーションによって解消し、再び幸せな結婚生活を送ることができれば、それがベストであることは間違いないでしょう。調停や裁判で離婚を請求されているけれど、できれば離婚したくないと考える方から相談を受けた場合も、私たちは、法律的な観点からのアドバイスやサポートを行います。

離婚に関しては、おそらく一般の方が思われている以上に、様々な法律問題が潜んでいます。
そこで、この項目では、離婚に関わる様々な法律問題のうち、ごくごく基本的な知識を解説するとともに、離婚問題解決のために弁護士はどのような関わり方をするか(できるか)についてご説明します。